ボーディングスクールは、世界の様々な国に存在する寄宿生の学校で、多くのエリートを排出しています。ボーディングスクールにはそれぞれに特徴がありますが、特徴を見ていくといくつかのグループに分けることができます。入学難易度が最も高いと言われるのが、アメリカのテンスクールと呼ばれる学校群です。歴史があり、有名大学への進学実績やカリキュラムの充実度、寄付金の総額などを見ても、他のボーディングスクールとは一線を画す学校です。
故J・F・ケネディ大統領や親子2代のブッシュ大統領をはじめ、アメリカだけではなく世界中の著名な政財界の重要人物を排出しています。日本では明治の時代に、郵便制度を作り同志社大学を創立した前島密が、留学した歴史があります。次に難易度が高いと言われているのが、留学生のための英語クラスが設置されていないグループの学校です。そのため入学時に高い英語力が必要となります。
英語クラスがある学校は、北米だけでも200校以上存在します。その中でも英語のクラスが中級以上のところは、入学時にある程度の英語力が要求されます。逆に英語力をそれほど要求されない学校では初級の英語クラスがあり、日本からも多くの子どもたちがこのようなボーディングスクールに留学しています。また、小学生から中学生までの学生を受け入れている学校や、幼稚園から高校生までの一貫教育を行っている学校は、ジュニアボーディングスクールと呼ばれています。
難関大学に入学することを目標としている場合は、このようなより早くから英語の能力が養われる学校に留学することが多くなっています。