ボーディングスクールのメリットデメリット

ボーディングスクールが注目を集めています。ボーディングスクールとは、寮設備を備えた私立の学校のことで、イギリスのイートン校やアメリカのテンスクール、スイスのル・ロゼなどが有名です。基本的に生徒は寮生活を送りますが、スクールによっては半数が自宅からの通学生というところもあります。スクールにより様々な特徴がありますが、共通して言えるのは、どこも少人数制をとり、徹底したエリート教育をおこなうということです。

優秀な教員、スクールカウンセラーやアドバイザーが常在し、勉強だけでなくスポーツや芸術に打ち込む学校生活を行います。また規則正しい寮生活での共同生活を通して、高い語学力はもちろん、リーダーシップや忍耐力、高いコミュニケーション能力、自立心などを身につけ、国際的に活躍できる人材の育成を行います。充実した設備や教育に見合うだけの高額な学費が必要となります。授業料と寮費で年額200万~300万程度のところもありますが、500万を超えるボーディングスクールもあります。

それだけの学費をかけてでも行かせる価値はありますが、ボーディングスクールへの留学は、メリット面ばかりではありません。日本から留学する際は必ず寮生活となり、基本的に寮の部屋はふたり以上となります。24時間誰かといることになり、プライバシーや自分だけの時間があまりもてません。これは特に多感な時期の子どもにとって、性格によっては精神的に大きな負担を感じることがあります。

また校風が合わなかったり、友人とのトラブルが起きると、逃げ場がないだけに辛い生活になる恐れがあります。ボーディングスクールへの進学を考えている場合は、メリット、デメリットをよく考慮して慎重に決めましょう。

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